風 景 秋 田 |
藤倉ダム |
訪問日 |
2015年 8月 |
詳 細 |
秋田県 秋田市にある水道施設です。 越流式重力式コンクリート・表層石造りのダムで、堤高16.3m、堤長65.1m、総貯水量23.92万立方メートルです。 秋田市の北東10kmにあり、秋田市内の上水道・防火用水供給の為、1903年に建設が開始され1907年に一部完成。 1911年に全ての施設が完成し、東北地方で最初の上水道が始まりました。 1973年に行われた上水道拡張までの約70年間に渡り、秋田市の水がめとして活躍しました。 現在は取水を停止し、藤倉ダムより給水していた浄水場も廃止されています。 1985年に近代水道百選、1993年に「藤倉水源地水道施設」としてダム付帯設備も一括し、国の重要文化財に指定 されています。近代化遺産としては群馬県 碓氷峠鉄道施設とともに初めて重文指定されました。 愛知県 長篠堰堤、大分県 白水ダムとで「日本三大美堰堤」とも言われています。 全国にある明治〜昭和初期期に造られた水道施設は、機能美だけでなく芸術性にも富んだ素晴らしい建造物が多いです。 意外と身近な所にも残っているので、ゆっくり眺めてみるのもいいかもしれません。 |
行き方 |
秋田市内より県道15号線を北東へ行きます。 太平山リゾート公園手前にあります。地図には藤倉水源地とだけ書かれている物もあります。 沈殿地跡は下流にある集落を通る旧道から行けます。 |